人妻体験談

息せき切って淫具を買いに来た熟女-人妻体験談1-02


切羽詰まった顔で入って来た中年女は、やおら店内のバイブコーナーへ走って行き、四本のバイブレーターを持ってレジに置いた。「これ、買うからオマ○コして!」というからビックリだ!


「年齢不問か・・・。ここでバイトしながら再就職先を探せば、とりあえず当面の生活費くらい稼げそうだな」
そんな思いではじめたのが、今も続いているこの大人のおもちゃ屋のアルバイトである。

そのアルバイトと並行して再就職先探しは続けたが、結局見つからずじまいでもう定年の年齢になってしまった。

ここまでくれば、再就職の儚い夢だろう。しかし、大人のおもちゃ屋のアルバイトの働きっぷりは経営者にいたく感心されているので、時給は上がる一方なのだ。

とにかく、私が店番をすると売れ行きが以上に伸びるというのだ。

それはそうだろう。ペニスを可愛らしく擬人化したマスコットキャラ『チン太くん』の赤いTシャツを着たハゲ頭の還暦ジジイが、満面の笑みで接客をすれば、冷やかしで来た客だってなにか一つは買って帰ろうという気になるのも当然だろう。

とはいえ、その日は開店したばかりの時間だったので、まだ客は一人もいなかった。

最近では大人のおもちゃ屋も明るく楽しめる場所になっているのか、平気で若い客がやってくるし、女の客が一人で入って来ることも珍しくはない。

しかし、午前十一時の開店と同時に客が入ってくるのは稀だ。

夕方近くから夜にかけてがかき入れ時なのだ。そのためその日のような開店時はぼんやりと過ごすことが多い。

その時、店のドアを開けて一人の中年女がもの凄い勢いでレジに向かってやってきた。

最近の日本人はアメリカ人並に、言いがかりのような訴訟をおこすようになった。

その客の勢いも何かバイブがトラブルでも起こし、あそこが犬神佐清のようにただれたから何とかしろと文句でも言いそうな雰囲気だった。

「キチンと保証しないと訴えるぞ」

そんなこと言われたらたまらんと思ったものの、それはこちらの勝手な想像であり、その女が何をしにきたのか、その時点では全くわからないわけだ。

ただ、あまりうれしいことを言い出す雰囲気でなかったのは事実だが・・・。

しかし、私はまるでもんどり打ってれじの中までやってきそうな勢いの女に向かって、笑顔で挨拶した。

「いらっしゃいませ」

女はレジスターを挟んで私と向かい合った。よほど急いでやってきたのだろう。女はゼイゼイと息せき切っていた。そして女はキョロキョロと店内を見渡した。

「他にお客がいないわね。若いお客が良かったんだけど、あんたしかいないなら、あんたでいいわ」

「はぁっ?」

すると女はやおら店内のバイブコーナーへ行き、4本のバイブレーターを持ってレジに置いた。

「これ、買うわ。買うからしばらくこの店に誰も入れないように鍵をかけて」

「・・・・?」

「ここで私とイイコトしましょう」

「いいこと?」

私は本当に女が何を言っているのかわがらず、オウム返しに訊いた。

「も~う、しらばっくれないでよ。イイコトって言ったらオマンコに決まってるでしょ。オ・マ・ン・コよ!」

発情メスの類だ。女は四十歳前後と思われる。見た目は決して悪くないし、スタイルだって悪くない。欲求不満になる類ではなさそうだが、人間というのは容貌やスタイルだけで慮ることの出来ない事情があるのだ。

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